ta eis shoheiton

新卒入社後9ヶ月で適応障害・退職した男の、回復・社会復帰・プログラミング学習と日常。

未経験エンジニアが使った転職ツール

こんにちは、しょうへいです。


先日、実務未経験者から正社員のPythonエンジニアとして、スタートアップ企業でご採用いただけることになりました。そこで、これまでの過程をまとめた記事↓

独学者が実務未経験からエンジニアになるためにすべきこと


を書いたのですが、転職活動の内容については字数の関係で、こちらに別記事としてまとめることにしました。特に今回は転職ツールの比較・感想まとめになっています。
ですので上記の記事をさらっと読んでいただいた方が、以下のコンテンツの趣旨なども分かりやすいかと思います。


目次

  • Wantedly
  • 転職エージェント
  • 会社選びの基準が定性指標ならWantedly定量指標ならエージェントなど
  • 自社開発ベンチャーならWantedly、受託開発ならエージェント
  • 書類(書面)通過率はWantedly>エージェント
  • Wantedlyのプロフィールは書き方を工夫すべき
  • (おまけ1)勉強会
  • (おまけ2)Twitter


Wantedly


8月末->Wantedlyで12社応募>5社初回面接>4社次回ステップへ>第1志望内定->9月14日


この約2週間で結果が出て、こちらの企業に入社することとなりました。


PREMIUMコースの無料体験を1週間試してみたところ、応募した企業から返事がぽんぽんきたのでそのまま1ヶ月分自動課金することにしました。お値段は2018年9月時点で月額2980円でした(税別かは不明です)。


転職エージェント


実は6月初頭に2社の大手転職エージェントにも登録していて、


6月中旬->合計19社応募>3社書類通過>1社内定->8月中旬


という結果になっています。応募当初は自分の複数の志望動機の優先順位をつけられていなかったので、内定先で働くことに確信を持てず、お断りを入れることになってしまいました。申し訳ない…。
面接練習や、履歴書の添削を受けられるのでとてもありがたかったです。無料だったのが申し訳ないほど。


会社選びの基準が定性指標ならWantedly定量指標ならエージェントなど


自分個人は、エージェントよりもWantedly(PREMIUM)で探したほうが、魅力的な企業を見つけやすかった気がします。


理由は、年収などの定量的な指標よりも、会社のビジョンを中心とした定性的な面を重視して会社を選ぶタイプの人間だったから。どうしてもエージェントが提示してくれる求人票からではビジョンが見えにくかったです。対するWanteldyでは、企業がその事業を「なぜやるのか」という項目が必須?のようで、自分に欲しい情報がスムーズに手に入りました。


逆に、年収や労働時間等の定量的な基準で仕事を探すのであれば、エージェントの方が素早くたくさんの求人を見つけられると思います。500件ほど捌くことになったので大変なくらい。


自社開発ベンチャーならWantedly、受託開発ならエージェント


Wantedlyで探せるのは自社開発のベンチャー企業が多いイメージです。エージェントだと規模は千差万別ですが、未経験者が紹介される求人は受託開発の企業が圧倒的に多かったです。


ただし、例外もあるので一旦はどちらも見てみるといいんじゃないでしょうか。


書類(書面)通過率はWantedly>エージェント


自分個人の実感だと、未経験だと職歴だけで書類審査されるエージェント経由の書類通過率はとても悪かったです。
エージェントからも「書類通過率は応募数に対して3割」だと言われていましたが、実績はそれを下回っています。ところがWantedlyだと4割超えました。


考えられる理由は2つ。

  • Wantedly掲載企業の方が小規模->応募者が少ないから会ってくれている?
  • Wantedlyのプロフィールを使うと、未経験者でもアピールしやすい


後者の理由を補足します。


エージェント経由だと、企業に直接応募するのと同様に、履歴書と職務経歴書を送付して応募します(あとエージェントの推薦文がつくところもある)。だいたい書類のフォーマットは決まってるので、その”職務”経歴書だと、実務未経験者は技術力について当然アピールできないわけです。前職で扱ってないんだもの。


ところがWantedlyだと、

  • 自作プロダクト自体やGithub(※)のURLをもちろん貼り付けられる
  • 自己「紹介文」が前職歴に関係なく自由なフォーマットになっている
  • 「このさきやってみたいこと」を自由に書けるので、今後の可能性を見てもらいやすい

ので、「未経験だから何も書けない」という事態は避けられます。


ただし、未来志向なことを書けば、当然そのために今何をやっているのかは見られるし、聞かれる。しかし未来志向なことを書かないという選択肢も無いに等しいので、結局独学or自習の成果は問われることになります。


ソースコードをWeb上にアップロードするサービス


Wantedlyのプロフィールは書き方を工夫すべき


ちなみに自分のWanteldyスコアは84でした。見やすさを維持しながら、結構たくさん書きました。しかし意外にも、熟読頂いてから「会いましょう」となったパターンばかりではなかったのです。


Wantedly・エージェント掲載企業共々、採用担当者は忙しいので冒頭の部分でいかに担当者の興味関心を喚起できるか、というのは致命的に重要だと思います。
その点、Wantedlyはプロフィールの自由度が高いので、うまく書ければ逆にオファーが来たりもしましたが、見にくい文章だった時は応募しても全然反応がありませんでした。


他の方のプロフィール等を参考にさせてもらうのが良いかもしれません。


(おまけ1)勉強会


勉強会には2種類あります。有志のエンジニアさんの集いと、どこかの企業が主催しているものです。


前者だとエンジニアさんに相談している中で「うち募集してるから受けてみる?」みたいな話につながることもあるそうです。私は後者のパターンで2社ご面談いただきました(個人的に社員さんと強いつながりもあったんですが)。結局そちらから内定はいただけなかったんですが、めちゃくちゃ親密にお話しさせていただきましたし、勉強になることもありました。


実は、当初はこのやり方で仕事を見つけようとしていました。
ただ、前者のパターンだとどんな企業の方に出会えるか毎回博打ですし、後者だと相当実績を積むか、社員さんとのコミュニケーション回数を重ねる必要があります。未経験者にとってコスパはあんまり良くない気がするので、サブの転職活動手段として考えておくのが良いのではないでしょうか。勉強会に参加して、現役のエンジニアさんに勉強方法や採用されるための要件を相談させてもらう傍ら、機会があれば、という感覚で。


(おまけ2)Twitter


#hiyokonituduke このハッシュタグと活用して求職ツイートもしてみました。


拡散していただいたおかげで3名からご連絡いただけました。うちお1人とお話ししましたが、あまり進展はありませんでした。明確にスキルや成果物、あるいは希望年収などの定量的な指標を開示できている人の方が向いていると感じました。
ただ、TLを見ている感じでは未経験者でも内定に結びついていた方もいらっしゃったので、未経験者にもナシな方法ではないと思います。普段どんなツイートをしているか見られた方が有利になるのであれば。






以上が転職活動で使ったツール比較です。
僕個人が何を意識して活動したか、などの詳しいところまで需要がありそうだったら、また別記事を書こうと思います。


記事の書き方・コンテンツの内容への感想、加筆修正依頼とかありましたらコメントにてお願いします。お待ちしております。

エンジニアを目指して独学で心がけたこと

こんにちは、しょうへいです。

先日、実務未経験者から正社員のPythonエンジニアとして、スタートアップ企業でご採用いただけることになりました。そこで、これまでの過程をまとめた記事↓
独学者が実務未経験からエンジニアになるためにすべきこと
を書いたのですが、独学で意識すべきことって結構あるな、と思いつつ長くなったのでこちらで主なものだけ別記事にしました。

目次

  1. 開発を楽しんで学ぶ = 義務やタスク、勉強にしない
  2. 学習目的や計画も併せ持つことで、エラーに屈さない馬力も備える
  3. 勉強会やコミュニティに参加することで挫折を予防する
  4. 勉強会を利用して独学のやめ時を見極める

1. 開発を楽しんで学ぶ = 義務やタスク、勉強にしない


私は開発・学習を”遊び”だと意識的に認識するようにしていました。
エンジニアは、好きじゃないと続かない仕事なのかな、と思うからです。


エンジニアは休日も学習するのが当たり前で、そうしないと生き残れないそうです。勉強会や面接で出会ったエンジニアから、これを否定する発言を私は聞いたことがありません。ちょっと驚かせてしまったかもしれないので訂正すると、


もちろんオフの時間は必要ですけど、「社外の時間は全部オフ。プログラミングから解き放たれるんだ!」というような考えでは、エンジニアとしてやっていくのはしんどいかもしれません。


ということをお伝えしたいです。


プログラミングとの天性の相性に全部依存して好き嫌いを決するべきだとも思いません。
好きになる工夫だけじゃなくて、嫌いにならない工夫も必要です。


例えばエラーで辛くなった時は、本気で疲労困憊しきる前に、早々に拗ねて投げ出すのもいいと思います(仕事で許されるかは別にして)。喧嘩が続く気配のある恋人と少し距離を置くように。そうすると速やかに気持ちも落ち着いて、冷静にエラーに向き合い直して、問題を解決できるはずです。

2. 学習目的や計画も併せ持つことで、エラーに屈さない馬力も備える


とはいえエラーの連続は心理的に辛いです。プロのエンジニアもみんな辛いそうです。
そんな壁にぶつかった時に効くのは、エンジニアになる目的と学習計画などをアンカーにして踏ん張ることだと思います。


学習計画をガチガチに組む必要はないと思います。あくまでもゆるく。
新しく学ぶ技術であれば、どこでどんな未知のエラーが飛び出してくるか分からないですから、計画を綿密に立てるのは不可能だと思いますが、それでも転職計画と一体化した学習計画=プロダクト制作計画があれば、辛い時でも踏ん張れるはず。


注意したいのは、学習目的や計画を主体として学習を進めてしまうこと。
お仕事だとそういう考えは大事だと思いますが、独学中の、


「自分がプログラミングを楽しめるか」を確かめる=「エンジニアの素養があるか」を見極める


ことに適しているという利点を殺しかねません。


ある会社の面接でリーダーのエンジニアの方から、私の当時の現状を羨ましがられました。
「めちゃくちゃ羨ましいですよ。好きなものをなんでも、好きなだけ作れるじゃないですか!」
と言われたんです。
いつかそんな感覚にたどり着くことを目指して、とはいえ仕事で出会う”好きじゃないこと”を乗り越える馬力を併せ持ちたいものですね。

3. 勉強会やコミュニティに参加することで挫折を予防する


プログラミング挫折の最大の要因は、独学者の孤独さゆえなのではないかと思うほど、孤独の苦しみをよく聞きます。
“メンターを手に入れることが大事”という記事やツイートも見かけますが、正直、


「んなもんどこで見つけたらええねん?」


という気持ちです。今も。
いくら支払わないといけないのかも分からないし。効率いいのは分かるけれども…。


でもメンターがいなくても就職にたどり着けましたし、大丈夫です。
大事なのはconnpassなどのサイトで勉強会を見つけて参加すること。オフラインで会うことをオススメしますが、地理的に厳しいのであればオンラインでもいいのでとにかく繋がりを持ちましょう。初心者同士では具体的な技術を教え合うことはなかったのですが、学習や転職方法の情報交換ができました。
エンジニアさん相手にお話しすると、採用されるための要件とか、次に何をするのがオススメとか、いろんな情報をもらえました。オフラインで会ったことのないエンジニアさんにお話しするのはリスクもハードルも高いですし、勉強会の懇親会で対面して相談することをオススメします。


そして何より凄まじいのは心理的な効果です。

  • 初心者同士だと:不安を共有できるので安心できる
  • エンジニアさん相手だと:褒めてもらえるので自分の進歩を実感できる

これは本当に大事です。これだけでプログラミングをもっとやりたくなりますし。

4. 勉強会を利用して独学のやめ時を見極める


当たり前ですけど、独学は成長速度が遅いです。いたずらに独学を続けることは避けたい一方で、他方では、第一志望の会社に未熟なまま応募して不採用になることはもっと避けたかったりしませんか。
独学でメンターもいないと、どの段階で応募に踏み切るべきか決断できない恐れがあります。
私の場合は資金が底を尽きそうだったので応募せざるを得なかったんですが、内定が出た後から思えば、やろうと思えば1ヶ月は早く就職できたような気がします。


ですから、基本的には自作プロダクトを作ってしまったら、その時点で応募するのがいいと思います。


それでも心配ならば、勉強会で仲良くなったエンジニアさんに、プロダクトを見てもらえないかお願いしてみましょう。そこで「もう面接受けたらいいんじゃない?」というコメントをいただけたりすると安心なのかもしれませんね。ただ、もくもく会ならPCで見せられますが、立食の懇親会だとスマホで見れるようにしておいたほうが無難です。


私の場合、勉強会ではなく面接の場でお見せしましたが、結構率直に評価していただけました。ソースコードを見ながら「これも使ってる…基本的な部分は結構書けている。」という感じで。どちらかと言えば、どんな技術が使えるかを確認してもらうので、プロダクトのデザインや有益性は気にしないでいいと思います。

以上が学習上で心がけたことになります。

記事の書き方・コンテンツの内容への感想、加筆修正依頼とかありましたらコメントにてお願いします。お待ちしております。

独学者が実務未経験からエンジニアになるためにすべきこと

こんにちは、しょうへいです。

このたび、実務未経験者から正社員のPythonエンジニアとして、スタートアップ企業でご採用いただけることになりました。そこで、これまでの過程をまとめたいと思います。

エンジニアを目指し始めてから、今までいろんなエンジニアのご先輩方に助けてもらいました。私もこの記事を通じて、ご先輩方のように後輩さん(?)のお力になれると嬉しいです。

 

目次

  • この記事はこんな人向け
  • この記事の注意点
  • 簡単な自己紹介
  • 勉強を始めてから内定まで
  • 自作プロダクトを1つ作る
  • 学習の流れ
  • 未経験でプログラミングを学習している人に伝えたいこと
  • 最後に

 

この記事はこんな人向け

  • 自分が本当にエンジニアに向いているのか不安だ。
  • どの言語を学ぶべきなのか迷っている。
  • お金はあまりかけられないが、時間はかけられる。=スクールではなく独学派
  • 設計運用保守よりもまずはコーディングがしたい。
  • どちらかというとベンチャー系・自社開発志望

 

この記事の注意点

  • あくまでも自分の体験ベースの記事。
  • 最短ルートの転職ではない。最低でも1ヶ月は短縮できたと思う。
  • 「とりあえずどこでもいいから雇ってくれる会社どこ!」みたいな探し方はしていない。

 

簡単な自己紹介

  • 法学部を2017年3月に卒業した京都人。
  • 大手ソフトウェア企業にエンジニア志望で新卒入社するが、営業になる。
  • 2017年12月で体調不良(適応障害)になり退職。
  • プログラミング経験は独学のみ。連続ではないが人生総計したら8ヶ月くらい。
  • 主に使えるのはPythonとHTML/JS/jQuery。基礎しかできないけど。

という感じです。

さらに詳しく知りたいと思ってくれた方はこちら→(# 準備中でござる)

勉強を始めてから内定まで

ざっくり述べます。

  • 2018年5月から8月頭まで、Python(Django)を学習して初の自作プロダクトを作った。
  • 他にはUnityやSwiftにも手を出していたし、そもそも前職の研修(という名の自習&配属試験)でWebのフロントの基礎は学んでいた。
  • 8月末から本格的に転職活動を始めて、2週間で第1志望の会社から内定をいただいた。

という感じです。



そして肝心の採用されるための要件ですが、

未経験からエンジニアに採用されるための要件をググると、他の記事では、

  • エンジニアを志望する動機
  • 将来何をしたいのか

とか書いてあります。私も面接を受けた経験からしてその通りだと思います。

ただ、見当たらないものがあるのでもうそれだけ書いてしまいます。
ただ1つです。

自作プロダクトを1つ作る

多分これが最速だと思います。
勉強会でいろんなエンジニアさんに相談しましたけど、全員口を揃えておっしゃってました。

全然立派じゃなくていい。作ろうとした理由は聞かれるけど。

言語もなんでもいい。選んだ理由は聞かれるけど。(即戦力を求めている企業だとそこの開発言語に合わせるべきですが、そういう企業だと実務経験がない時点で弾かれそうな気はします。)

実務未経験者を選考する担当者は、”自分で調べて、対処して、完成させられるかどうか”、つまり”自走できるかどうか”を見ています。教えてもらわないと何もできない”お荷物”を採用したくないからです。

その点独学派は、スクール出身者よりも強みを持てるのではないでしょうか。教育体制の充実していない企業に対しては特に。なので「スクールに通うしかないのかな…」という不安は捨ててもいいと思います。

学習の流れ

  • 2018年5月:Pythonの文法をProgateで学ぶ。1週だけで良いので一気に終え、速やかに次に移る。
  • 6月:Django(PythonのWebフレームワーク)の初心者向けチュートリアルサイトに沿って、理解しながら実装した。
  • 6月:Djangoの公式チュートリアルサイトに沿って、理解しながら実装した。
  • 7月:Qiitaに誰かが掲載してくれたチュートリアル記事に沿って、理解しながら実装した。
  • 7月〜8月頭:今まで身につけた技術を切りはりして自作プロダクトを0から作る。

解説:
「Progate」
初心者が脱落しないことが意識された、簡単に・分かりやすく基礎文法を学べるWebサービスです。月額980円で全部のコースを学ぶことができるにも関わらず、クオリティは半端なく良いです。

「理解しながら実装した」
プログラミング初心者の中で「写経」という言葉が出回っていますが、コードの意味も分からずに書き写すのではなく、極力理解した方がいいです。後で自作プロダクトを作る時に手が動き出さないことになるので。
しかし、逆に遅延しすぎは効率が悪いです。後から思い出して「そういうことだったのか」と理解できることも多いですし、15分くらい調べて考えても分からなかったら、その箇所をメモして先に進みましょう。

「0から作る」
感覚値ですが、7割くらい自分のコードになっていればチュートリアル記事で作ったプロダクトを改変していって、自作プロダクトにしていくのも良いかとは思います。ただ、残りの3割については仕組みをきちんと理解しておく必要があります。

 

ただ、エンジニアにまつわる経験がこれだけかというとそれは嘘で、実際には、

  • 2015年8月:某社のインターン20日間プログラミングを経験する。
  • 2016年10月:Javaの入門書一冊を、理解しながら写経完了する。
  • 2017年5月〜7月(某社に新卒入社):簡単な業務用Webアプリを研修で作る。

こんな感じの経験があります。

個人的にはJavaで”オブジェクト指向”の概念をちゃんと理解できたことが後の学習・理解の速さに繋がったと感じています。オブジェクト指向についてはいろんな記事が出ていますし、読んでしっかり理解することをお勧めします。

私の生の学習過程をざっと見たい人は、こちら↓#100DaysOfCodeのタグをつけた私のツイート
Twitter上で #100DaysOfCode というハッシュタグの取り組みに参加したもので、毎日の学習成果がざっくり記録してあります。

私が独学で心がけていたことに興味を持っていただけた方はこちら↓
エンジニアを目指して独学で心がけたこと

未経験でプログラミングを学習している人に伝えたいこと

プログラミングの挫折率が高いってよく聞きますけど、挫折原因も色々だと思います。中でも、自分の才能とか、向き不向きを疑って挫折しそうな人に伝えたいことがあります。



独学の過程で、理路整然としたQiitaの記事や実際のエンジニアなどを見て、

「やっぱりエンジニアの人って賢いし、スルスル進んでいける人たちがなれるものなんだ…。私は全然理解できないし間違うし進めない。向いてないんだ。」

ってなってませんか?


そんな風に考えていた時期が私にもありました。

でもそれは間違ってます。


みんな泥沼でぐちゃぐちゃもがいてます。多分。

慣れ始めるとスルスルできるようになりますが、その次元にたどり着くまでの間、たくさんエラーと向き合ってます。その体験が辛いから、みんな記事書いて公開して、助け合いをしているんじゃないかと、個人的には感じました。

”たくさんの理路整然”とした記事は、”壮絶なぐちゃぐちゃ”の裏返しなんです。多分。

というかそもそも何であれ、新しいことを始めるときは誰だってぐちゃぐちゃするはずだし。


だからエンジニアの向き不向きの判断を、スルスル学習できるかどうかで決めないで欲しい。


むしろ例えば、試行錯誤を楽しめるかどうか、などの要素で確かめることを個人的にはオススメします。エンジニアは休みの日も学習するのが当然のお仕事だそうですし、楽しめないと就職してからキツイと思います。

それ以外にも要素はあると思うので、ぜひ勉強会や懇親会の場で、エンジニアに具体的に相談してみましょう。

少なくとも私は部活の後輩感覚で力になってあげたい気持ちでいますし、エンジニアは優しい人多いと感じましたから、礼儀と準備を携えて、恐れずに質問してみましょう。

最後に

長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。この記事が後輩さん(?)のお力になれるととても嬉しいです。

転職活動で使ったツールについては長くなってしまったので別記事にしました。
→別記事:未経験エンジニアが使った転職ツール

記事の書き方・コンテンツの内容への感想、加筆修正依頼とかありましたらコメントにてお願いします。お待ちしております。

自分の個人的な信念・理想の生き方

目次

  1. 最初に
  2. どうありたいか
  3. 自分の考える命の本質と、生涯での最優先事項
  4. どうやって生きていくつもりなのか
  5. 具体的に何を作っていくのか
    1. 機能とメリット
    2. 機能詳細①:思考デスク機能
    3. 機能詳細②:外部記憶化機能
    4. 機能詳細③:UUX
  6. なぜそれを作ることにしたのか
  7. さらに展望を述べてみると
  8. 最後に素朴な本音


最初に

結構めちゃくちゃです。人に自分の考えを初めて明かしたらどんな反応があるかを確かめたい所存です。私は理想に殉じすぎるきらいがあります。無茶な箇所、間違っている箇所、根拠が不足している箇所等ございましたら、御指摘・御指南くださいますと誠に幸いです。


どうありたいか

誰かを押しのけず、迷惑をかけない範囲で、穏やかに、

心に素直に/自由に生きていきたい。

  1. 押しのけない:他者の心を侵害したり、維持したい財産を嫌々手放させることをしない。
  2. 迷惑をかけない:自他の自由が予測不能に侵害されないための秩序は必要で、それは実践すべき。
  3. 穏やかに:豪勢な財は必要ない。本当に自分が大事にしたいと思える僅かなものだけがあれば足りる。だから、他者は手に入れているが、自分は必要ないと思っているモノを、「お前も得なければならない」と心理的に迫られ、駆られ、渇望を喚起されることもない。
  4. 心に素直に/自由に生きていたい:誰かの価値観を押し付けられず、自分が愛でたいモノ・信条・誇りを否定されない。自分の命と人生の時間、そして心は自分のものだから。


自分の考える命の本質と、生涯での最優先事項

自分の信念と心のままに生きられないなら、その生命には私の自我が宿っている意味がないと思う。
そのように生きられない苦しみを、私の人格が感じ続ける必要はないと思う。

どうやって生きていくつもりなのか

自分たちの自由を脅かそうとする理不尽な強者から、身と自由を守り、あわよくば返り討ちにできる武器(=アプリケーション等)を作り、同じような自由を愛する人たちの味方となる武器職人になりたい。

自分の作品を良いと思った人が、作品を維持/改善を継続して欲しい、新たに作り続けて欲しいという思いを、お金という形で提供してくれれば、そのお金で細々と生きていく。

本当にいいものを作る気ではいる。なるべく多くの人が救われて欲しいから。とことんユーザーのことを考えて作る。だが「もっと多くのユーザーに使ってもらいたい」などという本末転倒で、無限の渇望を”数字”に喚起される操り人形になりたくないので「細々と」という表現を入れている。


具体的に何を作っていくのか

人間のワーキングメモリを補助するアプリケーション・ツールを作ります。

※ワーキングメモリとは:脳内で一時的に情報を記憶しておく機能・能力。

機能とメリット

  1. 思考デスク機能:思考活動に追従し、ワーキングメモリを随時解放させるような補助を行うことで、全て次の思考ステップを踏むことにワーキングメモリが専念できるようにします。
  2. 外部記憶機能:記憶(データ)を保持し、あたかも脳に出し入れするような直感的なUXで、正確な記憶を扱えるようにします。
    1. 知識を増やす際、暗記までする必要を無くすので、理解に比重を置けるようになり、知恵を生みやすい良質な知識の獲得の仕方ができます。
    2. 暗記のための反復に費やす時間を省略し、創造活動に専念できます。
    3. アプリケーションがデータの提示まで行うため、知識を踏まえて思考する際の、ワーキングメモリの消費を抑えられます。
  3. Unified Using eXperience(UUX):箸と日本人の関係に代表される、道具による手足の拡張のように、アプリケーションと脳/人体の一体化を実現します。

機能詳細①:思考デスク機能

思考対象が分散しがち→結論までの到達が遅延しがちな人に対する解決策として、複数の思考のロジックパスを描画することで、

  1. 自分がどういう経緯で何について考えてきたのかを見失わない
  2. 新たに気づいた検討事項等、複数の思考スレッドを管理する

機能詳細②:外部記憶化機能

人間の脳が保持すべき記憶は、アプリケーションに記録したデータはどのような類のものかという概要、もしくはデータが持つ属性です。これらをキーにしてデータ本体を参照します。

機能詳細③:UUX

机に座って指だけかちゃかちゃ動かしたり、寝転がって親指だけせかせか動かしても楽しくない&同時に操作できる量が少ないので、全身で操作し、五感でアプリケーションからの応答を受け取れるUIを実装します。

導入初期は、ユーザーは全ての機能を使いこなせません。しかし堅実にユーザーを教育する機能を搭載することで、ストレスフリーに、高次元のUIを御しきれるようになります。

マシンを御しきり、かつハイパフォーマンスを出せる感覚が、ユーザーを虜にするアプリケーションです。有り体に言えば、クセのあるアプリケーションです。すぐ簡単に使えるのを追求する、これまでの王道では自分だけのマシンにはならない。「汎用製品使ってて使い甲斐なんてあるかよ。」そういうユーザーを対象にしています。

かといっていつまで経っても使えるようにならない、あるいはそこまでの学習コストが馬鹿高いツールも産廃に過ぎないので、そこに入らないギリギリを攻めます。

なぜそれを作ることにしたのか

自分は脳の処理速度に対してワーキングメモリが弱く、これまでどんなに踏ん張っても追いつけない人たちがいたし、悔しい思いをしてきた。実際、カウンセリング中に受けたテストで脳のCPU部分の偏差値?が131で、ワーキングメモリが107だった。

具体的には以下の弱点に辟易としていた。

弱点 対策
慌てると思考パフォーマンスが急落 顔の表情を殺すなどして完全に内面は自分のペースを保つ
瞬間的な記憶力が弱い 画像として記憶
複雑な計算が素早くできない 途中式を細かく書く
難解な会話に第三者として追従できない
(人の言葉を聞き分けるのが苦手なのと相まって最悪だった。)
会議のアウトラインをメモする。
結論から逆算して確認する。
いろんなことに気づくのはいいんだが、その結果、検討事項が永遠に増えて思考が遅々として前に進まない。 エクセルを使って思考整理する。異なる思考を始めると、隣の列でメモを書き始めるなど。

自分なりに工夫して対処してきたが、ふと限界を感じるときが無いと言えば嘘になる。だから自分の弱点を補い、元々ワーキングメモリの強い人たちに匹敵したり、あるいは自分の、問題を解決したい、このプロジェクトを成し遂げたい、というような思いを実現しやすくするためのサイボーグマシンを作りたいと思ったからです。

さらに展望を述べてみると

今の学校教育、ひいては学歴ヒエラルキーっておかしいと思うんです。家柄の時代から脱却して個人主義になったのは前進だと思うんですけど、先天的な得手不得手をほぼ無視するという別の問題を顕現させた気がする。

日本の高校卒業までの学校教育って、結局暗記と脳での計算がほとんどじゃないですか(普通科行ったからそれ以外の教育内容はまだ詳しく知らない)。内容や目的は画一的な大学受験のための、統一的な詰め込み教育になってしまっていて、生徒すなわち国民個々人の価値観や個性を無視していませんか。

価値観について言えば、

インターネットの登場により地縁に縛られないコミュニケーションが活発になり、価値観や生活スタイルが多様になって、隣の席の子が全く違う幸福観を持つのが当たり前になった現代に、全国統一のカリキュラムなんて横暴すぎる。

個性について言えば、

PCやスマートフォンの登場により、暗記や自分の脳で計算することの必要性がどんどん薄れてきた現代において、旧態依然の暗記暗算カリキュラムに納得できる方が不思議じゃないですか?

(ひらがなや漢字、英単語などの言語とか、即応性を要するスキルについては暗記もやむを得ないとは思います。ツールを使いこなすスキルは必要でしょう。)

少なくとも現状の試験制度とそれに応じたカリキュラムでは、ワーキングメモリが強くない生徒に、不向きなレースを強いていることに他ならないと思います。

そこから学歴ヒエラルキーが形成されるのであれば、そこに”実質的な”機会の平等があると言えるのでしょうか。私には出来レース的なものを感じられずにいられません。

学歴が持つ影響力は、昔ほどではないにせよ、就活で学歴フィルターが問題になるように、まだまだ文系職では根強いように感じます。するとやはり収入の差を生む原因の一つに、先天的なワーキングメモリの得手不得手は存在すると言えるでしょう。

振り返りになりますが、先天的な得手不得手があること自体は問題にしていません。それは個性ですから。

問題として取り上げたいのは、現状の教育カリキュラム・学歴社会で、”いわゆる良い暮らし”とされるものを手に入れるには、ワーキングメモリの強いことが要件化している点です。

さらにその問題は、

  1. ”いわゆる良い暮らし”像という価値観が支配的であること
  2. ワーキングメモリが強くなければならないという要件が社会構造によって作られていること

この2点に分けられるかと。

民主国家・自由主義経済においては、支配的な価値観を共有する国民たちの意思が反映された結果、社会構造が生成されると思えます。

すると現状を打開する順番は、①→②だと思えるかもしれませんが、そうではないと思います。

価値観という抽象的なものに影響を与えるには、習慣や仕組みを変えて、漸進的に影響を与えることが結局近道な気が、僕にはしています。小さいですけど、たくさんの学生がいるコミュニティの中で活動してきた経験を踏まえると、です。

よって、打開すべき順番は②→①ではないかと思います。(実際は鶏と卵の話なのだとは思いますので、両方からのアプローチが必要なのでしょうが。)

そこで、ワーキングメモリの先天的な強弱を無視できるようにするツールを社会に普及させることが②の打開策の1つなのかなと考えました。

私が開発したいアプリケーションが、そのツールの1つになれたらいいなと思っています。

「なる!」と決意&宣言してもいいのですが、現状そんな大望を掲げる余裕が個人的にないので、足元が固まったら直ちに決意を宣言することにしたいと思います。

最後に素朴な本音

特にワーキングメモリの弱い人の中には、暗記や計算を強いられる学校教育では非常に苦しい思いをしてきた人もいるのではないかと思います。

暗記ではなくて理解ならば楽しんでやれるけれども、それが暗記しなければならないものだと思うと、途端に嫌気が差して来る。

謎解きは好きだったはずなのに、ほとんど永遠に繰り返さないといけないようにも感じられる、解き明かした後になんの価値もない数字遊びを強いられると思うと、途端に味気ない計算作業になってしまう。

こんな経験した人、僕だけなんでしょうか。



時代と学校教育の内容が変わり、

こういった苦行的行為がなくなり、

その苦行に耐えることが幸せへの近道なんだ、という一立場の価値観を固定観念として普遍的に子供に教え込むことがなくなって、

自分の価値観と個性を追求できる子供が増えなければいいなぁという、個人的な思いもあって、このプロダクトを作っていきたいです。

おしまい

価値観の吐露のし合い方がよく分からなくなってしまった。


リバ邸DREAMに住み始めて1ヶ月が経った。

住人やイベントで出会う人たちは多様性に受容的で優しい人たちばかりで、本当の居心地がいい。まさに自分の居場所を見つけたような感覚だ。

そんな幸せの中でも、双葉を開かせた悩みの種があった。

「思いの吐露のし合いってどうやってやるもんだっけ?」
「自分の価値観や主張が怖くて話せない」
などと、いつの間にかコミュニケーションの方法が分からなくなっていた自分がいたのだ。

正直、この本音をこの場で吐露することも恐ろしい。

現状自分が興味のないものには本音を出さず、淡白になってしまう

(以下AやBが登場するが、「車を持つ/バイクに乗る」とか「ビッグになりたい/ミニマルに生活したい」等、自分が想像しやすいものを入れてみてほしい)
例えばどんなコミュニケーションを取っていたかというと、

ある人が、目的Aを達するために行為A’をやりたいと私に吐露する。ところがA‘をしてもその人がAを遂げられないと私は予想したので、A+を提案してあげる。

こういうことは難なくできる。普通だろう。
ただ、次のような主張には困ることが多い。

ある人が目的(価値観)Aを達することの魅力を私に吐露する。ところが私は目的(価値観)Bの方がいいと内心思っているから、私は内心「そうかぁ。Aが大好きなのかぁ。大好きだと思えるものがあるのは良いことだよな。」くらいにしか思えないのである。なんというか、「へぇー!!!いいじゃん!!」となるような感動が薄いのである。

ところが周りを見ているとものすごく感動しあっているので、自分は感受性に乏しいのかと不安になってしまったのである。

さらに自分にとって厄介なのは、価値観AとBが対立的な場合だ。そういう時はAに対して、本当にとことん関心が湧かない。
「何がいいのか全く分からない」
となってしまうのである。

私は機械論的自然観を持つ人間だったり、マシンが好きだったりするので、物事や価値観発生のメカニズムに関心があるから、
その人にとってAが「どんなに/どのように魅力か」ではなく「どうして魅力的に感じるのか」を語ってくれた場合は、結構興味を持って会話する。
ただし、あまりそういうパターンは少ない。

その人の主観からして、Aがその人にとって魅力的である理由は自明なので、端折られてしまうことが多い。
逆に私(筆者)にとってAは未知であろうと予想していることが多いので、Aの魅力の様相をまず最初に語ることが多い。
さらに私はAについての語りをしっかり聞きはするのだが、関心がないとさらにその話を掘り下げようというモチベーションがあまり湧かない。

これには、単に興味がないという心理的な原因もあるのだろうが、それよりも、
価値観の不可侵
を信条としているため、ベルトコンベアーで流れて来て通り過ぎる品(価値観)を見つめるように取り扱う癖がついているのである。そもそも。

ただ、それだと新しい発見もないし、自分の成長もないだろうから、自分も流れてくる品(価値観)を”難なく”手に取って吟味するようになりたいのだが、何かいい方法は無いのだろうか。

対立的な価値観に本音で向き合うことへの不安

まず自分の価値観について

自分の中学以来の性格・価値観は

アクティブというよりも、どちらかといえば”沈静”だ。

そして全ての行為は、自分の最終目的(信念)の実現のための意義/目的/理由を持つべきだと考えている。だから意味のないことはしない。もちろん沈静な状態を保つ”行為”も意義付けの例外ではないが。

さらに矛盾を嫌う。整合性や正当性、全体最適など、理路整然としたものを指向する。

また、安全であることを重視する。これまでの成長も、自分が安全であるために、自分を強化しようという理由から挑戦を繰り返して来た結果だ。

ところが、余談になるが中学1年までは、性格が真逆だった。
理由とか関係なく、好きなことを夢中になって延々とやっているような子供だった。
安全を心配してためらうことは多くなかったし、必要性や理由なども特に意識していなかった。
ところがお受験して行った中学時代の、いじめに近いような出来事で小学生の頃の自分は完全になりを潜めてしまった。
小学生の時は青色が好きで、中学以来の価値観最盛期である高校時代は赤色が好きだったので、少々中二クサいが前者を”青の時期”、後者を”赤の時期”として分かりやすく区別することにしている。

ちなみにリバ邸をはじめとする界隈には、”青の時期”の自分を取り戻しに来ている。
生来の自分はやはり青の時期の自分だろうし、好きなこととか、ワクワクすることとか、そういうものを追いたい心に、素直に生きたい。
だから最近は様々なイベントや人との会話を通じて、直感を大事にすること、フットワークを軽くすること、多様な価値観と出会うことを心がけている。

余談が長くなってしまったが、本題に戻りたい。
現状は圧倒的に赤の”時期”の価値観・思考法が充実しており、本音で話をすることになればそちらがやはり前面に出てくるだろう。

この価値観で、相手の主張に本音で臨んだらどうなるか

「なぜ?」を繰り返し続けるだろうし、それによって相手の最終目的と手段を確認し終えて、その内容次第では「それ必要ないでしょ」という興ざめな指摘も私の口から出てくるだろう。
それでも納得が得られない時は、「まぁ、やりたいならやればいいんじゃない?」という結論に落ち着いて、突き放すというか、さじを投げるような形になってしまう。

こうなるのが怖くてあまり人の主張に、自分の本音を”ぶつける”ことができない。

ちなみに私自身がこういう斬りこむような話し方をする人を相手にした時は、信頼していない限り疲れてしまう。
もちろん自分の価値観や信念と合致するような最終目的・手段を提示して来た相手には常人ならざる凄まじい食いつきを見せるのだが、とにかく両極端なのである。

やはり理想としては、異なる価値観の主張に対しても”自分が無理なく気楽に”かつ”相手と融和的に良い雰囲気で”本音で応じれるようになりたい。
結局、価値観の吐露のコミュニケーションではどのようなあり方が理想なのだろうか。コメントやTwitterでのリプお待ちしてます(Twitterでは長く続くコミュニケーションは避けたい)。

最後にまた余談。
ところでこういう会話の作法を考えるのって、義務教育で大事だと思うんだ。
絶対解があるような教え方も良くないけど、多様性を受け入れる作法のいくつかは持っておいた方がいいんじゃないかと思いました。
本来はおうちで親から学ぶのが普通なんだろうけど、そうもいかない人も世の中にはいるだろうし。

キャリアパスで考えていること

例によって、実務未経験エンジニアがプロ入りを目指す等身大のブログなので、「こういう考え方をするやつもいるのか」程度のスタンスで読んでもらえると適切だと思います。

それから、転職も成功していない素人なので、このブログに書いてあることは鵜呑みにしないように。

間違ってることとかあれば、ぜひご指摘賜りたいです。よろしくお願いします。

そもそも実務未経験者がエンジニアとして採用されるための要件

エージェントや採用面接者、勉強会参加者から伺った話を総括しつつ、自分のキャリアパスを検討していきたい。

とはいったものの、採用されるためにすべきことは非常にシンプル。



プロダクト・サービスを自作する



そんなのどこのツイートでも言ってる、と思うかもしれないが、リアルで会った人20人くらいにも同じことを言われまくった。

現状の就活実績はこうだ。

  • エージェント経由で20社応募
  • 履歴書等で説明した自分の現状Java,JS,HTML,CSS,Pythonの基本的な文法は理解している。簡単なwebサイトなら作れる。自作プロダクトを作ったとは書いていない。
  • 3社のみ面接通過(内訳:セキュリティメイン受託20人企業,データ分析受託40人企業,Web受託200人企業)
  • 1社は希望年収が高すぎるとして不採用。東京の会社で、下限400万を希望した。
  • 残りは2次面接待ち

3社面接したけど、全面接官から自分で作ったものがあるかどうかを聞かれた。

自作中と返答したところ、代わりにどんな方法で独学をやっているかを聞かれるなどした。

勉強会に参加していることや、キャリアビジョンがあってそれを踏まえて学習していることを話すと悪くない反応だった。やはり考えているだけではなく、行動していることを求められる。



ちなみに、

自分が学習している言語と、会社で扱っている言語は一致していなくても良いとどこに行っても言われる。自分で勉強して、一つのプロダクトを作ることができるかどうかを見られるとのこと。ただし即戦力性を求められるスタートアップではそうでは無いことが多い。Wantedly等を見る限り。ただ、現状の勉強状況を話したら「うちに来ないか」と声をかけてくれるスタートアップさんもいらっしゃった。

自分の4つの選択肢

前提

自分には作りたいプロダクトがある。自分の今の技術力では困難であり、独学でやるのは時間がかかり過ぎると思うので就職しながら技術を身につけていったほうが早いのではないかと思っている。プロダクトによる社会問題の解決が重要だと思っているので、起業にはこだわっていない。自分の作りたいプロダクトの先行者がいるならその一員になるのでも構わない。



ここからはキャリアパスの選択の話になるので、それぞれフロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニア(バックエンドエンジニアという表現をあまり見かけない)、加えてデータサイエンティストの道のうち、どれを歩もうか悩んでいる人の判断材料になるかもしれない。今回セキュリティエンジニアについては個人的な理由でカバーしていない。申し訳ない。

ただし、自分が何を作りたいのか、ということを考え抜いた上でどの事業の、どの分野のエンジニアになるのかを決めることが最重要だと思われる。生き残っていけるor作りたいものが作れるエンジニアになるなら、社外の自己学習は当然だそうで、それは好きじゃないと続かないだろう。

私が後述のような検討の仕方をしている理由は以下の通りだ。

  • どの分野にも共通およびそれぞれの開発が好きな理由があるので、どの分野にいっても自己研鑽は勝手にしそう。
  • 最も重視しているのは、将来プロダクトを使って問題解決すること。どの技術を使いたいかよりも、プロダクトを生み出して世間で運用することに眼目がある。
  • 将来のプロダクトを最もよい品質で、高速に仲間と作るには、自分に最適な分野で開発を担当すべきだ。しかしその適性は実務レベルで経験しないと分からないと判断した。

むしろ作りたいものが明確で、自己学習が止まらないようなタイプの人なら、こんな記事は読んでないだろうし、こんな忠告は不要だと思うけど。

4つのキャリアプラン
キャリアパス メリット デメリット 他の個人的な要素

サーバーサイドエンジニアフロント独学



(フロントエンドエンジニアへ転職)



自作プロダクトを作って起業or先行者の一員となる。

  • フロントはコロコロトレンドが変わりがちな一方で、サーバーサイドエンジニアは大体潰しが利くとのこと(by転職エージェント)
  • 多数のユーザーを抱えているプロダクトならば、独学では経験できない大量トラフィックへの対処を身につけられる
  • 受託企業であっても、大量トラフィックへの対処という醍醐味に携われるので、未経験でも転職しやすい
  • フロントエンドは見えやすい分、サーバーサイドよりも自習しやすい。

  • サーバーサイド単独ではプロダクトを作る能力を身につけられない。

  • マシン(ハード)の性能を踏まえてどういう操作をするべきか、どういうハードの組み合わせ方するべきかを考えるのは好きなので、サーバーサイドも楽しそう。
  • ただし、そこまで魅力を感じている訳ではない。仕事と趣味なら、趣味としてやりたい感覚。
  • 実際に目に見えるものが動くのを見て、モチベーションを感じるタイプなので、サーバーだけ仕事にするのはきついかもしれない。
  • プロトタイプを作るだけなら、大量のトラフィックとか考えなくて良くて、ユーザーが増えてくるまでに技術者を仲間に迎えればいい

フロントエンドエンジニアサーバーサイド独学



自作プロダクトを作って起業or先行者の一員となる。

  • 作ったものが目に見えたり、ユーザーに直接触ってもらえるところなので、喜びに直結しやすい。
  • 小さな規模の会社とかだと、デザインとかUI設計にも携われるので、そういう所に興味があるなら目指してもいいかも

  • トレンドがコロコロ変わるので追従に忙しい。会社が古い技術のままだと、新しい技術への転職で大変そう。
  • 自社開発と比べると、受託の業務アプリ系だとデザインとか作り込まないことが多いので、デザインまで経験するにはWeb系に行く必要があるけど、そっちはそっちでデザイナーさんいるし、デザインまでカバーしたいなら狭き門になる。

  • ユーザーの使いやすさを上げるために、ユーザーの行動を仮説するなどしてUXの改善に励むことは大好きなようだ。
    • 結婚式場でバイトしてた時にお客様の行動や意図を先読みして準備して差し上げるのとか快感だった。
    • 自分の活動に追従してこないプロダクトを触るとすごく不快な気分になるので、UXなんとかしたい、という気持ちが強い。

  • だがしかし、UXデザインはデザイナーとか設計担当者の仕事、と割り切られている所に突撃してはいけない。規模が大きくなるとそういう会社が多い。

  • 将来の自作プロダクトのプロトタイプを作る程度なら、サーバーサイドは初心者レベルでも良さげ?なので、仕事で学んでいることをほぼそのまま※活かすことができて効率的。

データアナリストフロント独学



(フロントエンドエンジニアに転職)



自作プロダクトを作って起業or先行者の一員となる。

  • エンジニア不足の業界だそうで、人材需要は非常にあるらしい。ただし、AIブームは終わりそう、という指摘も。

  • バックエンドを仕事で経験していたのに、フロントエンドエンジニアとして20代後半に転職するのはリスキー
  • コアな部分なので、0からプロダクトを作るならフロントは別で自習しなければならない
  • 人材不足ということは逆に企業数も少ない上、専門的な技術を要するので未経験で入るのは狭き門

  • 高校時代、数学が得意ではなかった。
  • こういうデータが見えた!やったぜ!みたいな興奮は覚えない
  • 将来のプロダクトにおいても、ユーザーの思考活動への追従を実現するコア技術として必要なだけで、自分自身がデータ分析をやることにはあんまり魅力を感じていない
  • ただし自分が機械学習系のことを具体的には何も知らないだけなのかもしれない

独学でプロトタイプ作って、自社開発の企業に持ち込んで、僕とプロダクト併せて採用してもらう。or起業する

  • 会社に入ると仕事のための勉強も自習時間でしないといけないので、自分がしたい勉強がやりにくい。だからもう仕事せずに自作プロダクト作っちゃえ。

  • 険しき道すぎる
  • 教えてくれる人もいない

  • 正直、今の僕は起業家ほど強く無い。
  • 自分のやってることが意味あるのか、すぐに不安になる。
  • 一人でプロダクトを作るのも、孤独に耐えられなくなりそうだ。

※そっくりそのまま活かせるとは限らない。知識の関係性が深いので、理解しやすいとか、活かしやすいとか、それくらいのレベルになるだろう。



ちなみに、どの経路でエンジニアを目指すにせよ、

  • 物事の構造を見抜いたり理解するのが好き。具体的には、ライブラリの仕組みを知るのとか好き。
  • 知能を拡張したり、自分の弱点を補って、さらに世界を見通せるようになることがワクワクする。例えば自分は暗記が得意では無いので、外部記憶を使って、思考活動に専念できるようになるなど。
  • 新しい技術を使って、生身ではできないことをできる。魔術師になっているようで楽しい。

というベースの楽しみ・価値観があるので、どのエンジニアになっても勝手に自習すると思う。



UXデザインも(軽く)携われるフロントエンドエンジニアを目指したい気持ちになってきているが、現状その選択肢は手に入れられていない。継続して転職活動をすることになるだろう。

表見にくいな。。。また修正を検討します。コメントもお待ちしてます。

6月17日から7月9日の今までにした勉強と活動

やっていた勉強

Djangoの日々

  1. Django公式チュートリアル(わけ分からなさすぎて17日以前に離脱)
  2. [6/18まで]Django Girls チュートリアル(公式より初心者向け)
  3. [6/25まで]Django公式チュートリアル(復帰。2のおかげでほいほい分かる分かる。)
  4. [6/29まで][Python] Djangoチュートリアル - 汎用業務Webアプリを最速で作る
  5. [7/3まで]HTML&CSS,JSのProgate
  6. [現在に至る]自作アプリケーション設計しつつ実装

という形で、5月中旬からPythonの勉強を始めて、ようやく自作プロダクト作りにたどり着いた。
無職にしては進捗が遅いと思っている。おやつどきくらいにならないと気持ちが乗らず、午前中はほぼ活動できていない状況だった。

この記事を書いている今は就活・面接のために上京しており、友達の家に泊めてもらって朝に出発するのでゴロゴロできる場所はない状況だ。コワーキングスペースやカフェで作業することになり、勉強時間と集中力を長く持続させることができている。

やはり家で作業するとダラけてしまいがちだ。しかし独り暮らしで購入した43インチテレビを実家に持ち帰り、サブディスプレイにしている効率の良さは侮れない。朝だけ外で作業して、集中力が上昇してきたら帰宅して作業するというのもいいかもしれない。

最近関心を持っている分野

  1. デザイン(UX追求のツールとして。角丸がどんなカーブが最善かとかは興味ない。)
  2. (相変わらず)VR,AR
  3. 機械学習

1のデザインについてはお台場でやってるteamlabの美術展に行った。すごかった。後はずっと使える、デザインの基本をまとめました。【2018年改訂版】とかの記事を見ていきたいなと思ったり。

2については全然辿り着けていない。Python3に対応していないこともあって、Mayaも最近は放置気味だ。大学の後輩が先進的なことをしているようで、「すげー」ってなってるくらいだ。

3についてはまだ手を出せていないが、今作ろうとしている自作プロダクトは3種類あって、そのどれもが機械学習の処理をバックエンドに導入するとパワーアップできる計画になっている。Djangoを使いこなしてJSを無難に使えるようになったら、Aidemyで機械学習の学習を進めたいと思っている。が、就職とどちらが早いか。。。

やっていた活動

勉強会参加

以上に参加した。ブロックチェーン勉強会は完全にプロの技術者向けだったので、私にとってはハズレだったが、それ以外は必ず得るものがあった。

  • 懇親会で採用担当の方と話せて、採用で吟味することを把握できた。
  • 年上の現役エンジニアの方に、「まだまだお若いんだから大丈夫!羨ましい」と言ってもらえて、「人生詰んでるなー」と思ってた気持ちが晴れるなどもした。
  • 「勉強会来てるだけでやっぱりエンジニアになれる可能性十分ありますよ」と言ってもらえて自分の行動が無駄じゃないことに確信が持てたり。
  • 出会った人とTwitterを交換するので、「自分の進捗を面識のある人に見られている」という感覚になり、独学がダレない。

このように自分のモチベ継続にも大きく寄与している。ありがたや。

それでも一箇所で詰み続けるとメンタルすり減るので、いつも元気な訳ではない。7月4日、5日は元気がなかった。それでもうまく自分の心と付き合って、二人三脚でやれば、少しずつでも前に進めるし、いつかは解決することも経験できた。

就活

某社のインターンに不合格。

3社面接を受けた。1社からは年収希望額が合わないという理由で不採用。自分としては前職年収の2/3を提示したのだが、それでもダメだったらしい。エンジニアの世界に大卒も高卒もないのだろうか。そこそこの私学に行かせてもらった身としては、大卒として雇用され、高等教育投資を活かさないと親不孝になるんじゃないかという危機感がある。その辺のエンジニア界の常識が全然分かっていない。

求人への応募は6月上旬以降一旦停止している。勉強会に参加した結果、自作プロダクトを持っている方が、自社開発してて技術力のある企業に採用される道が開けることが判明したからだ。エージェントが紹介してくれる求人は、IT求人全体の比率を反映してやはり受託が多かったり、あるいは古い技術を使ってる企業が多いイメージがある。よってエージェント経由の就活よりも、自作プロダクト開発に割く時間を優先している。(とはいえこんなツイート↓もあったりするので、受託だからといって一概に否定するのは絶対良くない。日本のIT化の大部分は受託開発によってなされてきたのである。自分は将来作りたいプロダクトがあって、かつUXに凄まじくこだわりたいから自社開発に関心があるのだ。)




それから、勉強会経由で大阪のスタートアップの方とお会いして、バイトとして雇ってもらえる可能性も開けた一方、東京に住める可能性も開けたりしていて、選択を迫られている状況ではある。

あと、勉強会でエンジニアや採用担当の方とお話しして把握した実務未経験者がエンジニアとして採用されるための要件等自作サービス実装にあたって参照した資料のまとめについては別の記事でそろそろまとめたいと思っている。



以上、最近の活動でした。コメントお待ちしてます!