未経験エンジニアが使った転職ツール
こんにちは、しょうへいです。
先日、実務未経験者から正社員のPythonエンジニアとして、スタートアップ企業でご採用いただけることになりました。そこで、これまでの過程をまとめた記事↓
を書いたのですが、転職活動の内容については字数の関係で、こちらに別記事としてまとめることにしました。特に今回は転職ツールの比較・感想まとめになっています。
ですので上記の記事をさらっと読んでいただいた方が、以下のコンテンツの趣旨なども分かりやすいかと思います。
目次
- Wantedly
- 転職エージェント
- 会社選びの基準が定性指標ならWantedly、定量指標ならエージェントなど
- 自社開発ベンチャーならWantedly、受託開発ならエージェント
- 書類(書面)通過率はWantedly>エージェント
- Wantedlyのプロフィールは書き方を工夫すべき
- (おまけ1)勉強会
- (おまけ2)Twitter
Wantedly
8月末->Wantedlyで12社応募>5社初回面接>4社次回ステップへ>第1志望内定->9月14日
この約2週間で結果が出て、こちらの企業に入社することとなりました。
PREMIUMコースの無料体験を1週間試してみたところ、応募した企業から返事がぽんぽんきたのでそのまま1ヶ月分自動課金することにしました。お値段は2018年9月時点で月額2980円でした(税別かは不明です)。
転職エージェント
実は6月初頭に2社の大手転職エージェントにも登録していて、
6月中旬->合計19社応募>3社書類通過>1社内定->8月中旬
という結果になっています。応募当初は自分の複数の志望動機の優先順位をつけられていなかったので、内定先で働くことに確信を持てず、お断りを入れることになってしまいました。申し訳ない…。
面接練習や、履歴書の添削を受けられるのでとてもありがたかったです。無料だったのが申し訳ないほど。
会社選びの基準が定性指標ならWantedly、定量指標ならエージェントなど
自分個人は、エージェントよりもWantedly(PREMIUM)で探したほうが、魅力的な企業を見つけやすかった気がします。
理由は、年収などの定量的な指標よりも、会社のビジョンを中心とした定性的な面を重視して会社を選ぶタイプの人間だったから。どうしてもエージェントが提示してくれる求人票からではビジョンが見えにくかったです。対するWanteldyでは、企業がその事業を「なぜやるのか」という項目が必須?のようで、自分に欲しい情報がスムーズに手に入りました。
逆に、年収や労働時間等の定量的な基準で仕事を探すのであれば、エージェントの方が素早くたくさんの求人を見つけられると思います。500件ほど捌くことになったので大変なくらい。
自社開発ベンチャーならWantedly、受託開発ならエージェント
Wantedlyで探せるのは自社開発のベンチャー企業が多いイメージです。エージェントだと規模は千差万別ですが、未経験者が紹介される求人は受託開発の企業が圧倒的に多かったです。
ただし、例外もあるので一旦はどちらも見てみるといいんじゃないでしょうか。
書類(書面)通過率はWantedly>エージェント
自分個人の実感だと、未経験だと職歴だけで書類審査されるエージェント経由の書類通過率はとても悪かったです。
エージェントからも「書類通過率は応募数に対して3割」だと言われていましたが、実績はそれを下回っています。ところがWantedlyだと4割超えました。
考えられる理由は2つ。
後者の理由を補足します。
エージェント経由だと、企業に直接応募するのと同様に、履歴書と職務経歴書を送付して応募します(あとエージェントの推薦文がつくところもある)。だいたい書類のフォーマットは決まってるので、その”職務”経歴書だと、実務未経験者は技術力について当然アピールできないわけです。前職で扱ってないんだもの。
ところがWantedlyだと、
- 自作プロダクト自体やGithub(※)のURLをもちろん貼り付けられる
- 自己「紹介文」が前職歴に関係なく自由なフォーマットになっている
- 「このさきやってみたいこと」を自由に書けるので、今後の可能性を見てもらいやすい
ので、「未経験だから何も書けない」という事態は避けられます。
ただし、未来志向なことを書けば、当然そのために今何をやっているのかは見られるし、聞かれる。しかし未来志向なことを書かないという選択肢も無いに等しいので、結局独学or自習の成果は問われることになります。
※ソースコードをWeb上にアップロードするサービス
Wantedlyのプロフィールは書き方を工夫すべき
ちなみに自分のWanteldyスコアは84でした。見やすさを維持しながら、結構たくさん書きました。しかし意外にも、熟読頂いてから「会いましょう」となったパターンばかりではなかったのです。
Wantedly・エージェント掲載企業共々、採用担当者は忙しいので冒頭の部分でいかに担当者の興味関心を喚起できるか、というのは致命的に重要だと思います。
その点、Wantedlyはプロフィールの自由度が高いので、うまく書ければ逆にオファーが来たりもしましたが、見にくい文章だった時は応募しても全然反応がありませんでした。
他の方のプロフィール等を参考にさせてもらうのが良いかもしれません。
(おまけ1)勉強会
勉強会には2種類あります。有志のエンジニアさんの集いと、どこかの企業が主催しているものです。
前者だとエンジニアさんに相談している中で「うち募集してるから受けてみる?」みたいな話につながることもあるそうです。私は後者のパターンで2社ご面談いただきました(個人的に社員さんと強いつながりもあったんですが)。結局そちらから内定はいただけなかったんですが、めちゃくちゃ親密にお話しさせていただきましたし、勉強になることもありました。
実は、当初はこのやり方で仕事を見つけようとしていました。
ただ、前者のパターンだとどんな企業の方に出会えるか毎回博打ですし、後者だと相当実績を積むか、社員さんとのコミュニケーション回数を重ねる必要があります。未経験者にとってコスパはあんまり良くない気がするので、サブの転職活動手段として考えておくのが良いのではないでしょうか。勉強会に参加して、現役のエンジニアさんに勉強方法や採用されるための要件を相談させてもらう傍ら、機会があれば、という感覚で。
(おまけ2)Twitter
#hiyokonituduke このハッシュタグと活用して求職ツイートもしてみました。
拡散していただいたおかげで3名からご連絡いただけました。うちお1人とお話ししましたが、あまり進展はありませんでした。明確にスキルや成果物、あるいは希望年収などの定量的な指標を開示できている人の方が向いていると感じました。
ただ、TLを見ている感じでは未経験者でも内定に結びついていた方もいらっしゃったので、未経験者にもナシな方法ではないと思います。普段どんなツイートをしているか見られた方が有利になるのであれば。
以上が転職活動で使ったツール比較です。
僕個人が何を意識して活動したか、などの詳しいところまで需要がありそうだったら、また別記事を書こうと思います。
記事の書き方・コンテンツの内容への感想、加筆修正依頼とかありましたらコメントにてお願いします。お待ちしております。