ta eis shoheiton

新卒入社後9ヶ月で適応障害・退職した男の、回復・社会復帰・プログラミング学習と日常。

自分の個人的な信念・理想の生き方

目次

  1. 最初に
  2. どうありたいか
  3. 自分の考える命の本質と、生涯での最優先事項
  4. どうやって生きていくつもりなのか
  5. 具体的に何を作っていくのか
    1. 機能とメリット
    2. 機能詳細①:思考デスク機能
    3. 機能詳細②:外部記憶化機能
    4. 機能詳細③:UUX
  6. なぜそれを作ることにしたのか
  7. さらに展望を述べてみると
  8. 最後に素朴な本音


最初に

結構めちゃくちゃです。人に自分の考えを初めて明かしたらどんな反応があるかを確かめたい所存です。私は理想に殉じすぎるきらいがあります。無茶な箇所、間違っている箇所、根拠が不足している箇所等ございましたら、御指摘・御指南くださいますと誠に幸いです。


どうありたいか

誰かを押しのけず、迷惑をかけない範囲で、穏やかに、

心に素直に/自由に生きていきたい。

  1. 押しのけない:他者の心を侵害したり、維持したい財産を嫌々手放させることをしない。
  2. 迷惑をかけない:自他の自由が予測不能に侵害されないための秩序は必要で、それは実践すべき。
  3. 穏やかに:豪勢な財は必要ない。本当に自分が大事にしたいと思える僅かなものだけがあれば足りる。だから、他者は手に入れているが、自分は必要ないと思っているモノを、「お前も得なければならない」と心理的に迫られ、駆られ、渇望を喚起されることもない。
  4. 心に素直に/自由に生きていたい:誰かの価値観を押し付けられず、自分が愛でたいモノ・信条・誇りを否定されない。自分の命と人生の時間、そして心は自分のものだから。


自分の考える命の本質と、生涯での最優先事項

自分の信念と心のままに生きられないなら、その生命には私の自我が宿っている意味がないと思う。
そのように生きられない苦しみを、私の人格が感じ続ける必要はないと思う。

どうやって生きていくつもりなのか

自分たちの自由を脅かそうとする理不尽な強者から、身と自由を守り、あわよくば返り討ちにできる武器(=アプリケーション等)を作り、同じような自由を愛する人たちの味方となる武器職人になりたい。

自分の作品を良いと思った人が、作品を維持/改善を継続して欲しい、新たに作り続けて欲しいという思いを、お金という形で提供してくれれば、そのお金で細々と生きていく。

本当にいいものを作る気ではいる。なるべく多くの人が救われて欲しいから。とことんユーザーのことを考えて作る。だが「もっと多くのユーザーに使ってもらいたい」などという本末転倒で、無限の渇望を”数字”に喚起される操り人形になりたくないので「細々と」という表現を入れている。


具体的に何を作っていくのか

人間のワーキングメモリを補助するアプリケーション・ツールを作ります。

※ワーキングメモリとは:脳内で一時的に情報を記憶しておく機能・能力。

機能とメリット

  1. 思考デスク機能:思考活動に追従し、ワーキングメモリを随時解放させるような補助を行うことで、全て次の思考ステップを踏むことにワーキングメモリが専念できるようにします。
  2. 外部記憶機能:記憶(データ)を保持し、あたかも脳に出し入れするような直感的なUXで、正確な記憶を扱えるようにします。
    1. 知識を増やす際、暗記までする必要を無くすので、理解に比重を置けるようになり、知恵を生みやすい良質な知識の獲得の仕方ができます。
    2. 暗記のための反復に費やす時間を省略し、創造活動に専念できます。
    3. アプリケーションがデータの提示まで行うため、知識を踏まえて思考する際の、ワーキングメモリの消費を抑えられます。
  3. Unified Using eXperience(UUX):箸と日本人の関係に代表される、道具による手足の拡張のように、アプリケーションと脳/人体の一体化を実現します。

機能詳細①:思考デスク機能

思考対象が分散しがち→結論までの到達が遅延しがちな人に対する解決策として、複数の思考のロジックパスを描画することで、

  1. 自分がどういう経緯で何について考えてきたのかを見失わない
  2. 新たに気づいた検討事項等、複数の思考スレッドを管理する

機能詳細②:外部記憶化機能

人間の脳が保持すべき記憶は、アプリケーションに記録したデータはどのような類のものかという概要、もしくはデータが持つ属性です。これらをキーにしてデータ本体を参照します。

機能詳細③:UUX

机に座って指だけかちゃかちゃ動かしたり、寝転がって親指だけせかせか動かしても楽しくない&同時に操作できる量が少ないので、全身で操作し、五感でアプリケーションからの応答を受け取れるUIを実装します。

導入初期は、ユーザーは全ての機能を使いこなせません。しかし堅実にユーザーを教育する機能を搭載することで、ストレスフリーに、高次元のUIを御しきれるようになります。

マシンを御しきり、かつハイパフォーマンスを出せる感覚が、ユーザーを虜にするアプリケーションです。有り体に言えば、クセのあるアプリケーションです。すぐ簡単に使えるのを追求する、これまでの王道では自分だけのマシンにはならない。「汎用製品使ってて使い甲斐なんてあるかよ。」そういうユーザーを対象にしています。

かといっていつまで経っても使えるようにならない、あるいはそこまでの学習コストが馬鹿高いツールも産廃に過ぎないので、そこに入らないギリギリを攻めます。

なぜそれを作ることにしたのか

自分は脳の処理速度に対してワーキングメモリが弱く、これまでどんなに踏ん張っても追いつけない人たちがいたし、悔しい思いをしてきた。実際、カウンセリング中に受けたテストで脳のCPU部分の偏差値?が131で、ワーキングメモリが107だった。

具体的には以下の弱点に辟易としていた。

弱点 対策
慌てると思考パフォーマンスが急落 顔の表情を殺すなどして完全に内面は自分のペースを保つ
瞬間的な記憶力が弱い 画像として記憶
複雑な計算が素早くできない 途中式を細かく書く
難解な会話に第三者として追従できない
(人の言葉を聞き分けるのが苦手なのと相まって最悪だった。)
会議のアウトラインをメモする。
結論から逆算して確認する。
いろんなことに気づくのはいいんだが、その結果、検討事項が永遠に増えて思考が遅々として前に進まない。 エクセルを使って思考整理する。異なる思考を始めると、隣の列でメモを書き始めるなど。

自分なりに工夫して対処してきたが、ふと限界を感じるときが無いと言えば嘘になる。だから自分の弱点を補い、元々ワーキングメモリの強い人たちに匹敵したり、あるいは自分の、問題を解決したい、このプロジェクトを成し遂げたい、というような思いを実現しやすくするためのサイボーグマシンを作りたいと思ったからです。

さらに展望を述べてみると

今の学校教育、ひいては学歴ヒエラルキーっておかしいと思うんです。家柄の時代から脱却して個人主義になったのは前進だと思うんですけど、先天的な得手不得手をほぼ無視するという別の問題を顕現させた気がする。

日本の高校卒業までの学校教育って、結局暗記と脳での計算がほとんどじゃないですか(普通科行ったからそれ以外の教育内容はまだ詳しく知らない)。内容や目的は画一的な大学受験のための、統一的な詰め込み教育になってしまっていて、生徒すなわち国民個々人の価値観や個性を無視していませんか。

価値観について言えば、

インターネットの登場により地縁に縛られないコミュニケーションが活発になり、価値観や生活スタイルが多様になって、隣の席の子が全く違う幸福観を持つのが当たり前になった現代に、全国統一のカリキュラムなんて横暴すぎる。

個性について言えば、

PCやスマートフォンの登場により、暗記や自分の脳で計算することの必要性がどんどん薄れてきた現代において、旧態依然の暗記暗算カリキュラムに納得できる方が不思議じゃないですか?

(ひらがなや漢字、英単語などの言語とか、即応性を要するスキルについては暗記もやむを得ないとは思います。ツールを使いこなすスキルは必要でしょう。)

少なくとも現状の試験制度とそれに応じたカリキュラムでは、ワーキングメモリが強くない生徒に、不向きなレースを強いていることに他ならないと思います。

そこから学歴ヒエラルキーが形成されるのであれば、そこに”実質的な”機会の平等があると言えるのでしょうか。私には出来レース的なものを感じられずにいられません。

学歴が持つ影響力は、昔ほどではないにせよ、就活で学歴フィルターが問題になるように、まだまだ文系職では根強いように感じます。するとやはり収入の差を生む原因の一つに、先天的なワーキングメモリの得手不得手は存在すると言えるでしょう。

振り返りになりますが、先天的な得手不得手があること自体は問題にしていません。それは個性ですから。

問題として取り上げたいのは、現状の教育カリキュラム・学歴社会で、”いわゆる良い暮らし”とされるものを手に入れるには、ワーキングメモリの強いことが要件化している点です。

さらにその問題は、

  1. ”いわゆる良い暮らし”像という価値観が支配的であること
  2. ワーキングメモリが強くなければならないという要件が社会構造によって作られていること

この2点に分けられるかと。

民主国家・自由主義経済においては、支配的な価値観を共有する国民たちの意思が反映された結果、社会構造が生成されると思えます。

すると現状を打開する順番は、①→②だと思えるかもしれませんが、そうではないと思います。

価値観という抽象的なものに影響を与えるには、習慣や仕組みを変えて、漸進的に影響を与えることが結局近道な気が、僕にはしています。小さいですけど、たくさんの学生がいるコミュニティの中で活動してきた経験を踏まえると、です。

よって、打開すべき順番は②→①ではないかと思います。(実際は鶏と卵の話なのだとは思いますので、両方からのアプローチが必要なのでしょうが。)

そこで、ワーキングメモリの先天的な強弱を無視できるようにするツールを社会に普及させることが②の打開策の1つなのかなと考えました。

私が開発したいアプリケーションが、そのツールの1つになれたらいいなと思っています。

「なる!」と決意&宣言してもいいのですが、現状そんな大望を掲げる余裕が個人的にないので、足元が固まったら直ちに決意を宣言することにしたいと思います。

最後に素朴な本音

特にワーキングメモリの弱い人の中には、暗記や計算を強いられる学校教育では非常に苦しい思いをしてきた人もいるのではないかと思います。

暗記ではなくて理解ならば楽しんでやれるけれども、それが暗記しなければならないものだと思うと、途端に嫌気が差して来る。

謎解きは好きだったはずなのに、ほとんど永遠に繰り返さないといけないようにも感じられる、解き明かした後になんの価値もない数字遊びを強いられると思うと、途端に味気ない計算作業になってしまう。

こんな経験した人、僕だけなんでしょうか。



時代と学校教育の内容が変わり、

こういった苦行的行為がなくなり、

その苦行に耐えることが幸せへの近道なんだ、という一立場の価値観を固定観念として普遍的に子供に教え込むことがなくなって、

自分の価値観と個性を追求できる子供が増えなければいいなぁという、個人的な思いもあって、このプロダクトを作っていきたいです。

おしまい